工事部設計課 K.Kさん
「無理や無駄をなくす作業」は、
建物の美しさや過ごしやすさに繋がっている
設計は、長く深い仕事
——建築士・設計のお仕事の難しさややりがいは?
設計の仕事って、図面を書くだけの仕事ではないんです。ご要望を把握するためのヒアリング、土地や資材の特徴や技術者の業務を理解し、法務をクリアした上で、建築設計・機械設計・回路設計などを行い、具体的な形にしなければなりません。ひとつの設計だけでも数ヶ月以上かかることはよくあることで、長く・深い仕事だと言えます。私はその中で、「無理や無駄をなくす」ことにやりがいを感じていますね。
図面から見えてくる「無理と無駄」
——無理と無駄とはどんなものですか?
敷地への最適な設計を熟慮していると「あれ?ここは別の資材の方が良いのでは?」と無駄な部分に気がつくことがあります。資材特性やコストを理解し、幅広い知識があれば、「+αの提案」をすることができます。まさにこれが重要で、建物の美しさや過ごしやすさに繋がってくる思っています。非常に難しくて、悩まされるんですけどね。
プロなら「何気ないひとこと」を聞き逃さない
——最後に建築業界を目指す人へ一言お願いします。
建築業界と言っても、本当に色んな仕事があります。その中でも、地元に根付いた働き方で、設計に興味があるのでしたら当社は良いと思います。50年の信頼と、社会に埋もれない挑戦力があります。
私個人としては、きちんとプロ意識のある方と一緒に働きたい。他社の設計部を経験し様々な方を見てきましたが、どの会社でも成長する人は共通して、「何気ないひとことを聞き逃さない」という意識があるんです。これを読んでいるみなさんも、相手との信頼関係の構築のため、より良い設計をするための情報収集のため、コミュニケーションを大切にできるようになってほしいと思います。